NodeManagerというかBEAの謎

WLS9.xからNodeManager経由で管理サーバ自体を起動できるようになってはいる事からもわかるが、9.xからNodeManagerの仕様が結構変わっている。
互換性の意味も含めて、8.1で利用していた方法も使えるみたいだが、いつなくなるかわからない方法はリスクが高い。


Windowsで使う場合は、Windowsサービスとしてbeasvcツールを使って登録するのは、Supportされなくなってしまっているという噂も聞いたので、「NodeManager?何それ?使わなくてすむならそっちの方法でいいや」と言って、私みたいにNodeManager経由での起動を遠ざけていた方々にとっては、複数の方法があり、且つ、WLSTみたいなスクリプト言語を用いなければコマンド起動できないっぽい現状のNodeManagerは非常に困難な壁となっているのではないだろうか?


ちなみに、コマンドラインから管理対象サーバを起動する方法は、WLSTを使ってNodeManager経由で起動する方法と、startManagedWebLogic.sh(または、startManagedWebLogic.cmd)を利用して起動する方法の二通りがある。
シェルスクリプトを利用する場合は、その中にJavaのオプションやクラスパスを記載しておけばいいが、WLSTを使った場合はどうなのだろうか?*1
ブラウザから管理コンソールにアクセスし、管理対象サーバを起動する場合は、左カラムから[環境]を開き、[サーバ]をクリックした後、右カラムで起動したいサーバを選択し、
[コンフィグレーション] -> [サーバの起動]
にアクセスした先で、各種設定をした情報が利用される。*2
おそらくココで設定した情報が、startup.propertiesというファイルに記載されて、WLSTを使って起動した場合にも利用されるのだろうけど・・・
ドキュメントを漁ってみたが、[サーバの起動]で設定した内容がstartup.propertiesファイルに記載される等とは一言も記載されてない様だ。
# 実際に試す時間が取れないので、とりあえず、藻掻いた結果として、上記のように感じた。


仕様を変更したなら、ちゃんとコンテンツを充実させて欲しいなぁと。


また、ノードマネージャ経由で起動すると「〜.out」というログファイルが出来るが、このファイルは自動でローテーションされないファイルである。
サーバインスタンス起動時にローテーションされるが、ずっと起動しっぱなしなら、ずっと同じファイルに記録され続けてしまう。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs92/server_start/nodemgr.html
にStopScriptNameというオプションについて説明が記載されているが、
ディスクをアンマウントする例を書くのも良いが、この「〜.out」ファイルを圧縮かけてリネームする例を書いてくれた方が実に実用的だ。




という様に、ざっと愚痴と疑問に感じていることを思うがままに書き連ねたが、(;^_^A アセアセ…
NodeManagerの大幅な仕様変更の内容やWLSTを導入したBEAの動きから察するに、BEAは「NodeManagerとWLSTを組み合わせて運用をもっと楽にして下さい」というメッセージを投げかけているように思える。
だったら、もっとユーザの視点でコンテンツを充実させてくれないと意味がないなぁと思うのです。
# つか、BEA製品扱ってる販社ももっと情報出せ

*1:まだ、試してないから本当にわからない…

*2:記載されていなければ、既定値らしいが・・・それってどこで確認出来るのだろうか?